中国に旅行に行った際の、深圳から澳門へのフェリー移動について。ちなみに2019年6月末時点での体験談。
香港⇔マカオよりも便数が少ない、深圳⇔マカオ便
香港からマカオ、香港から深圳のフェリーの情報はあるのだけど、深圳からマカオのフェリーについては情報が少ない。
何より、深圳が観光地として流行ったのはここ数年の話なので当然なのだけど、フェリーの便数も香港⇔マカオ少ない。
香港⇔マカオ便が24時まで15分に一本なのと比べると、深圳⇔マカオ便は1時間に一本な上に深圳⇒マカオの最終便は21時と早め。
香港・深圳・マカオの3都市は距離が近く、それぞれ特色が異なるので旅行で周遊するにはぴったりで今後3都市を巡る旅行も今まで以上に増えるだろうから、深圳⇔マカオのフェリーもひょっとしたら今後便数が増えて便利になるのかもしれない。
香港⇔マカオはフェリーがたくさんあるし、香港⇔深圳は高速鉄道がバンバン走っているしで既に十分な交通網が用意されているので、あとは深圳⇔マカオが充実すれば完璧。
それはさておき、深圳⇔マカオ便は現状では本数が少なく、高徳地図で検索すると福田から香港まで高鐵で移動して香港からバスが早いと出るものの、イミグレの手間を考えると深圳から香港を経由してマカオに行くよりは、深圳から直接マカオに行く方が楽と判断して今回はフェリー移動をした。
フェリー会社のTurboJetのWebサイトは一応日本語版も用意されていてオンラインでチケットを買えるようなのだけど、サイトの作りが微妙だったのと当日深圳でどれだけの時間を過ごすか分からず、フェリーの便が読めなかったので現地で買うことにした。
深圳の蛇口にあるフェリーターミナルへの移動
深圳側のフェリーターミナルは蛇口(“じゃぐち”ではなくて、shekou)という場所にある。地図だとこのへん。
今回は電気街のある華強北駅から地下鉄で移動した。ガイドに聞いたところタクシーでも時間はあまり変わらないらしいけど、地下鉄で一本だったのと友人が地下鉄のカードを買っていたこともあり地下鉄を選択。
乗り換えもないので50分ほど地下鉄に揺られる。やることもないのでKindleで本を読んだり、オートチェスをやったり。途中で警察の人が車内の見回りをしてた。
ぼーっとしていて降り損ねそうになりながら目的地の蛇口港駅に到着。フェリーターミナルまではバスで移動なのだけど、駅の中にフェリーターミナルへの案内が見当たらなかったので何となく人の流れに従って進んでいったら、バス停に着いた。
バスの料金は1人民元。Wechatpayのバーコードも貼ってあるのだけど、バス用?のミニアプリを使う必要があるみたいで中国本国の携帯電話番号がないと登録できない。
WeChatでSMSを受け取れるeSenderに登録していたので、その場でミニアプリをインストールしても良かったのだけど、もうバスが来ていたのでここでは現金で支払いをした。
それから、バスの運転手には英語が通じなかった。「フェリーターミナル?」と聞いたら、腕を動かして波を表現して回答してきた。フェリーのジェスチャー他にないのかとその時は思ったけど、言葉が分からない相手にフェリーを示すジェスチャーとしては正しいと気が付いた。運転手さん、ごめんなさい。
バスに揺られること10分くらいでフェリーターミナルの駐車場に到着した。フェリーターミナル行きじゃなかったらどこまで連れていかれるんだろうと不安だったが、杞憂だった。
フェリーターミナルに着いたら案内に従ってチケット売り場へとエスカレーターで上がっていく。
フェリーターミナルでのチケット購入
チケット売り場の前に着くといきなりダフ屋に英語で話しかけられる。この手の輩を信用する理由がないので詳しく話は聞かなかったけど、その後に話しかけられていた中国人グループはダフ屋からチケットを買っていた。
金券ショップの新幹線のチケットと一緒で回数券的なもので一括購入して価格をそこそこ安くしてるのかもしれないけど、外国人はパスポート出さないと買えない仕組みなので、ダフ屋から買っても無駄になる可能性あるのかなと思う。
そんなわけで有人のカウンターでパスポートを提示して購入する。チケットの購入は現金、クレジットカード、WechatpayのどれでもOKな様子だった。人民元が余ってたので現金で買った。
チケット購入後は出発口へ。香港→深圳のイミグレは意外と時間が掛かったので余裕を持って行ったが、めちゃくちゃ空いていた上に職員のチェックが緩かったので、15分程度で突破できた。待合室があるので困ることはないのだけど、もう一本早い便に乗れたのが惜しい。
待合室に入る前のチケット確認時に、職員が座席番号が書かれたシールをチケットに貼ってくれるので、座席はそれで決まる。とは言え空いていたので、発進後に籍を移動している人も見受けられた。
マカオへ到着
フェリーに乗っていたのは正味1時間少々で、乗り心地は良かった。波が少なくてそんなに揺れないし座席も新しくはないけど、十分大きく綺麗。飲まなかったけどスタッフがコップに入った水も配ってた。
それから携帯の電波が入らない場所もあったものの、島が見えると繋がったりして1時間完全にオフラインになるわけではなかった。ほとんど寝てたので不正確なのだけど。
1時間少々の旅の後、フェリーはマカオ半島側のアウターハーバーに到着した。南島に着くフェリーもあるみたいだけど、本数は北の半島側の方が多い。南島便は1日2本なので時間が合わない限りは南島のホテルに行く場合でも北のアウターハーバーから行った方が早そう。フェリーターミナルからは様々なホテルへ向かうバスが出ているし。
時間が悪くホテルへ向かうバスがちょうど出たところだったのでタクシーでホテルまで移動した。タクシーは何台も並んでいて、待たずに乗ることができた。
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