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日帰りで行ける。混雑控えめのロンドン近郊観光スポット

By 2019年3月1日 No Comments

以下は2017年の4月に書いたまま下書きに保存されていた記事で、2019年の3月にサルベージされたものです。一部加筆修正したのだけど、そもそも私が既に帰国してしまっているのであくまでも2017年当時の話ということで。

ロンドン近郊の観光スポット

ロンドンは観光客が多い都市の一つで、とある調査によれば2014年は世界2位の外国人観光客数だったそうです。そもそも人口自体が多く、ヨーロッパの他の年に比べても中心部は特にコンパクトな作りになっているため、いつも人で溢れています。

大英博物館や、ウェストミンスター寺院などの有名スポットは特に観光客でごった返していて、その場に居るだけで疲れてしまうくらい混雑しています。混んでいるということはそれだけ観光で行く価値があることの裏返しなのですが、ちょっと遠くに足を伸ばしてもうちょっと人が少ないロンドン近郊を観光するのもまた違う趣があって良いと思います。

というわけで今回は私が今までの滞在で気に入ったロンドン近郊の観光スポット(観光地じゃないのもあるけど)を紹介していきます。

ケンウッド・ハウス(Kenwood House)

Northern LineのArchway駅から210番バスで10分ほど。ロンドンの北側に位置していて郵便番号はNW3 7JR。入場料は無料。

話が逸れますが、ロンドンの郵便番号の前半は方角を表しているので大体の位置が郵便番号だけで分かります。NはNorth、SはSouthという具合で東西南北の頭文字なんです。そしてNWは北西、SEは南東という具合になっています。番号は概ね小さいほうが中心地に近くなっています。

さて、ケンウッド・ハウスの話に戻りますが、ここは昔貴族のお屋敷だったところでそれが保存・修復されて現在は公開されています。英国には結構こうしたお屋敷があって、次のストロベリー・ヒルもそのうちの一つです。English HeritageやNational Trustという団体によって管理・運営され、芸術作品の展示や建物見学が行われています。

このケンウッド・ハウスはギネスビールでおなじみのギネス一家の一人が一時所有していたそうで、その時のコレクションが展示されています。フェルメールやレンブラント、ターナーと言った有名作家の作品も含まれています。ギネスさんの審美眼が優れていたのか、単に金に物を言わせて集めることができたのか分かりませんが、有名博物館でもないのにこれたの作品があるのは流石英国といったところでしょうか。

また建物自体も見どころで、外観だけではなく内装の水色が爽やかで可愛い印象です。

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ストロベリー・ヒル(Strawberry Hill)

Waterloo駅からSouth West Trainsに乗ってTwickenham駅またはStrawberry Hill駅で下車して徒歩。郵便番号はTW1 4ST。

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先程郵便番号は方角と書きましたが実はそれはロンドン市内だけの話で、それ以外では地名が用いられていることが多いです。というわけでここはTwickenhamのTWです。OxfordはOX、LiverpoolはLとなっています、ちなみに。

1ポンドで渡れる舟が出ているのでそれでリッチモンド側に行くのも良いでしょう。

英国空軍博物館(Royal Air Force Museum)

Northern LineのColindale駅から徒歩。

英国空軍の戦闘機実機が展示されている博物館で、戦闘機マニアでなくても実物を見るとその大きさと洗練された造形に感動を覚えると思います。実機が展示されていることもあり、館内は広くて見終わるまでには結構な時間が掛かりました。

博物館周辺には何もないので見学が終わったら中心地に戻るのがベターですが、ロンドンの住宅地を練り歩くのも乙かもしれません。

グリニッジ天文台(Observatory Greenwich)

DLRのCutty Sark駅で降りて公園を登っていくとグリニッジ天文台にたどり着きます。Greenwich Mean Time、グリニッジ標準時が定められた地としてあまりにも有名です。人が少ないわけではありませんが、ロンドンの中心地に比べれば格段に空いてます。

天文台自体もいいのですが、丘になっているのでロンドン市街地方向が遠めに見下ろせて眺めが良いスポットでもあります。夏場だったら公園でごろごろするのも気持ちよいです。

クイーン・エリザベス・オリンピック・パーク(Queen Elizabeth Olympic Park)

OvergroundのStratford駅に位置していて。その名前のとおり2012ロンドンオリンピック会場跡地です。

スタジアムやプールがあるだけで催しがやっていないと何も見どころがありません。しかし、東京オリンピックの会場跡地もいずれこうなるのだと思いを馳せると悪くないのかもしれません。

結構広いので時間には余裕を持つといいと思います。

英国らしさを味わうなら郊外

後半に行くにつれ文章が短くなってますが2年前の下書きということでご容赦を。

ロンドンは言わずとしれたヨーロッパ有数の都市で中心地も栄えていて楽しめるのですが、郊外の方が英国らしさを随所に感じられて面白いと思ってます。

日本が東京だけじゃないのと同じように英国もまたロンドンだけではありません。とはいえ旅行で他の地域に行くにはそれなりに時間と費用がかかるけれど、ロンドン郊外ならちょっと足を伸ばすだけで行けます。